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癒しは、答えを急がないところから|大切な人の話を聴く時間

食卓で話す女性と耳を傾ける男性、左側に「答えを急がずに聴く時間」の文字。

大切な人が悩みを話し始めると、何か役に立つことを言いたくなります。でも、相手が求めているのは、すぐに使える答えとは限りません。言葉を選ぶ時間を待ち、分からないところを確かめる。日常の癒しを考えるうえで、話を聴くという身近な関わり方を見直してみたいと思います。

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聞いているつもりで、返事を考えている

家族や友人の話を聞きながら、頭の中では解決策を探している。似た経験を思い出し、自分ならどうするかを組み立てる。相手がまだ話しているのに、こちらの返事はほとんど出来上がっていることがあります。

早く力になりたいのでしょう。それでも、自分の答えを出す準備に忙しいと、話の途中にあるためらいや、言い直した言葉を聞き落とします。困っている理由を、こちらの知っている事情だけで決めてしまうこともあります。

仕事がつらいという話でも、仕事そのものを変えたいのか、誰かとの関係を考えたいのか、今日は疲れを口にしたいだけなのかで、必要なやり取りは違います。最初の一言だけでは、まだ分かりません。

聴くときには、自分の中に浮かんだ答えを少し置いておく。よい助言を持っていることよりも、目の前の人が何を話そうとしているかに、もう少し関心を向けてみるのです。

沈黙を、失敗にしない

話が途切れると、何か言わなくてはと焦ることがあります。励ましたり、話題を変えたり、元気が出そうな言葉を足したりする。その気遣いがありがたいときもあれば、続きを話しにくくなるときもあるでしょう。

言いたいことが、最初からきれいな文章になっているとは限りません。口に出してから、少し違ったと感じることもあります。うまく説明できないまま、次の言葉を探しているのかもしれません。

黙っている理由を決めつけず、少し待つ。続きを聞いてもよさそうなら、どのあたりが気になっているのかを尋ねる。話したくなさそうなら、そこで止める。沈黙を埋めるために、無理に気持ちを引き出す必要はありません。

待つことは、ただ何も言わないこととは違います。携帯電話を見続けながら黙るのと、相手に意識を向けて待つのとでは、その場でしていることが違う。言葉が少ない時間にも、こちらの姿勢は表れます。

分かったつもりを、一度ほどく

長く付き合っている相手ほど、いつもの話だと思いやすくなります。前にも聞いた悩みだから、理由も答えも分かっている。けれど、その間に事情が変わっているかもしれません。

聞き取った内容を、自分の言葉で短く確かめてみる。同じ出来事でも、特につらかった点は別のところにあったと分かることがあります。訂正されたら、自分の解釈を守るより、今聞けたことを大切にしたいものです。

相手の気持ちを受け止めることと、相手の判断すべてに賛成することも、分けて考えられます。腹が立ったという気持ちを聞きながら、その後どうするかについては違う意見を持っていていい。無理に同意しなくても、話は続けられます。

スピリチュアルに関心があると、出来事の意味を考えたくなることもあるでしょう。ただ、相手が苦しさを話している途中で、学びや成長という言葉にまとめてしまうのは早い。本人がまだ見つけていない意味を、こちらから決めて渡す必要はありません。

聴く側にも、限りがある

丁寧に聴きたいからといって、いつでも何時間でも引き受けられるわけではありません。眠い日も、用事がある日も、自分のことで精いっぱいの日もあります。

今は長く聞けないことや、話せる時間を先に伝える。途中で苦しくなったら休憩を提案する。そうしたやり取りも含めて、人と関わる時間です。最後まで我慢して聞いて、後から相手への不満だけを抱えるより、今の自分の状態を知らせるほうが誠実だと思います。

助言が必要なのか、一緒に整理したいのか、まず聞いてほしいのか。迷ったら本人に確かめられます。意見を求められたときは、自分に分かる範囲を伝えればいい。すべての悩みに答えを出せる人になる必要はありません。

聞かせてもらった話を、別の人との話題にしないことも大切。助けを借りたい場合も、誰に何を伝えるかを本人と確かめる。その後の扱いまで含めて、話を聴く責任があります。

癒しを、会話の終わりに採点しない

レイキヒーリングの前後に気持ちを話す場面でも、相手をすぐに明るい表情にしようと急がずにいたいものです。話し終わっても悩みが残ることはあるでしょう。その場で笑顔になったかどうかだけでは、交わした時間の意味は決められません。

ここで考えている癒しは、会話で病気を治すという話ではありません。気持ちを急いで片付けられず、自分の言葉で話せる時間を、暮らしの中に持つということです。

次に大切な人が話し始めたら、最初の助言を口にする前に、続きをもう少し聞いてみる。分からないまま尋ねられること、言い直しを待てること。そんな関わりを重ねる中に、こころの豊かさを育てる余地があるのだと思います。

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この記事を書いた人

2000年ごろから、レイキヒーリングをやっています。
レイキ講師として何年もレイキを教えて、その中でチャネリングや、サイキックも教えていました。人は基本原理があって、それに従ってやれば大抵はできるようになります。ただ、自己否定や、被害者意識等がある場合、それらがスピリチュアルの微細な感覚を止めてしまいます。そこから、メンタルのケアを行うようになりました。多くの人のメンタルケアを通して、そこにも原理があり、原因を見つけてそれをケアすることで変わることがわかっています。多くのメンタルケアは、いい言葉を浴びせ力づけて、いい気持ちにすることであまり気にしなくはなります。でも、実際には微細な恐れは、本来の自分に気づくのを恐れ、無意識に拒否を指定しまいます。スピリチュアルは微細な感覚を大事にしてそれを受け取ることがよく言われますが、その根底である微細な感覚が取れないのでは、発展させることができません。それら全体の流れを見ながら、スピリチュアルの能力開発を教えてきます。

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