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こころの豊かさは、「もっと欲しい」の先にあるのか

お気に入りの器と食事と「もっと欲しい。でも、今あるものは?」の文字。

こころの豊かさは、欲しいものをすべて手に入れた後に始まるのでしょうか。何かを望む気持ちを否定せずに、今あるものを味わう時間も持つ。その両方を、自分の暮らしに置けるかどうかを考えてみます。

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欲しかったものが、すぐ当たり前になる

買う前は何度も調べて、届く日を楽しみにしていたもの。それなのに、少したつと棚の景色になり、別のものを見ている。こういうことは、物だけに限りません。

認められたいと思って頑張り、褒めてもらった。でも次は、もっと多くの人に認められたくなる。前に欲しかったものは手に入ったはずなのに、足りないという感覚だけが残る。いつまで走れば休めるのか、分からなくなります。

だからといって、欲をなくそうとする必要はないと思います。欲しいものがあるから楽しみが増え、工夫する力も出る。問題にしたいのは、欲しい気持ちがあることより、手に入れたものを味わう前に、次へ急いでしまうことです。

「もっと」の中身を聞いてみる

もっと豊かになりたい。その言葉の中には、人によって違う望みが入っています。暮らしに余裕が欲しいのか。好きなことをする時間が欲しいのか。誰かに認めてもらいたいのか。

ここを曖昧にしたままだと、目に入るものが何でも必要に見えてきます。人が楽しそうに使っているもの、人が学んでいること、人が褒められている生き方。自分の望みを探していたはずなのに、いつの間にか、人の暮らしを集めようとしている。

欲しいものが浮かんだら、それがある一日を具体的に思い描いてみてください。どこで、誰と、何をしているか。持っている姿を見せたいだけなのか、実際に使う時間を楽しみにしているのか。どちらの気持ちがあっても、まずは正直に知るところからです。

必要なものが足りない現実を、心の持ちようで片づけるつもりはありません。生活上の不足は具体的に扱う。その上で、他人との比較から増えていく不足まで、一緒に抱えなくていいのです。

買わずに済ませた日にも、選んだことは残ります。欲しくなかったと気づいたなら、それも自分を知ったということ。持ち物が増えたかだけで、豊かさを測らない視点を自分なりに持っておけます。

受け取る時間を省かない

気に入った器で食事をする。好きな服を、特別な予定がなくても着る。買った本を開く。すでに持っているものと過ごす時間は、案外、自分で作らないと残りません。

手に入れることには熱心でも、使うことには遠慮している場合があります。もったいない、汚したくない、今の自分にはまだ早い。そうして大事にしまったまま、満たされるための何かを、また探しに行く。

もちろん、とっておく楽しみもあるでしょう。ただ、本当は使いたいのに許可を出していないなら、今日は一つ出してみてもいい。誰かが来る日だけ、よいものを使う必要はありません。

こころの豊かさには、受け取ったものを自分に使わせることも含まれると思います。感謝の言葉を立派にする前に、嬉しかったものを、嬉しいまま味わってみるのです。

スピリチュアルな学びも、集めるだけにしない

新しい講座、新しい言葉、新しい考え方。スピリチュアルな学びにも、知る楽しみがあります。ただ、次を学ばないと今の自分には何か足りない、という気持ちが続くなら、一度立ち止まってみたい。

学んだことが役に立っていないから、次が必要なのか。それとも、一つを暮らしで試す前に、次を探しているのか。知識の量だけでは、この違いは見えません。

レイキを学んだ方なら、特別な段階や強い感覚を求める前に、今教わっていることを、無理のない範囲で自分に使ってみる。その時間が自分の生活に合うかを、実際の暮らしで確かめることができます。

これは、レイキをすれば欲が消える、という話ではありません。ここで考えたいのは、自分の持っているものを確かめる余裕です。何かを増やすことだけが、学びを深める方法とは限らないのです。

自分なりの「ここまで」を持つ

もっとよくしたいという願いは、持ったままでいい。その一方で、今日はここまででいい、と区切れる場所もあると助かります。理想を全部かなえた日まで、満足を先延ばしにしないためです。

今日の食事はおいしかった。話したかった人と話せた。気になっていたことを一つ終えた。小さく見えるものでも、自分が嬉しかったなら、その評価を人に確認する必要はありません。

満足してしまうと成長が止まる、と怖くなる人もいるでしょう。でも、いったん味わうことと、この先何も望まないことは別です。おいしかったと言って食事を終えても、明日また、おいしいものを食べたいと思えます。

こころの豊かさは、欲しいものがなくなる日にだけ訪れるものではない。まだ望みが残っていても、今日受け取れたものに居場所を作ることはできます。

棚にしまったお気に入りを、一つ使ってみてください。豊かになる準備のために買ったものを、今日の豊かさにしていいのです。

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この記事を書いた人

2000年ごろから、レイキヒーリングをやっています。
レイキ講師として何年もレイキを教えて、その中でチャネリングや、サイキックも教えていました。人は基本原理があって、それに従ってやれば大抵はできるようになります。ただ、自己否定や、被害者意識等がある場合、それらがスピリチュアルの微細な感覚を止めてしまいます。そこから、メンタルのケアを行うようになりました。多くの人のメンタルケアを通して、そこにも原理があり、原因を見つけてそれをケアすることで変わることがわかっています。多くのメンタルケアは、いい言葉を浴びせ力づけて、いい気持ちにすることであまり気にしなくはなります。でも、実際には微細な恐れは、本来の自分に気づくのを恐れ、無意識に拒否を指定しまいます。スピリチュアルは微細な感覚を大事にしてそれを受け取ることがよく言われますが、その根底である微細な感覚が取れないのでは、発展させることができません。それら全体の流れを見ながら、スピリチュアルの能力開発を教えてきます。

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